ポルトガル語 学習 通訳

通訳をすると語学力が飛躍的に高まる

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最終更新日:2020年2月14日

 

通訳をすることでポルトガル語は飛躍的に上達します

今回の記事では、『通訳を介してポルトガル語のレベルアップを図りませんか?』という提案をしていきます。

 
【目次】

1. 通訳をすると語学力が飛躍的に高まる?

通訳と書くと大げさに聞こえますが、ポルトガル語−日本語を訳して人に伝える、それがこの記事中の『通訳』です。レベルは問いません。

この通訳、ポルトガル語を伸ばす上で有効な勉強方法といえます。なぜか?

日常生活だけだと、会話を理解したつもりになってしまう

から。

ポルトガル語圏である程度過ごしていると、単語をいちいち脳内で訳さないでも理解できるようになります。

上達の証で嬉しいのだけれども、そこに甘んじていると
なんとなくわかるけど、訳せと言われたらわからない』単語がドンドン増えていきます。

この曖昧単語、何が問題かというと、自分で使いこなせてる単語じゃないということ

書く時話す時、これらの単語は使えません。どの文脈で使っていいかわからないから。

あと一歩で自分の物になるのに、このままにしていては勿体無い。
もったいないオバケが出ます。

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(出たっ!)

ここで使えるのが、通訳です。
通訳練習で曖昧単語が減っていき、あなたの語彙力は一気に高まります。

2. 一人通訳遊び

ようし、じゃあ通訳してみるか!と意気込んでも、環境によっては実践の難しい状況に立たされている人もいますよね。

そんな方には、一人通訳遊びをオススメします。

2.1. 日本語→ポルトガル語

日本語の記事や動画を観て、それを口に出して訳してみる。
最初は短く簡単なフレーズに触れ、楽しんでやったほうが長続きします。近くにポルトガル語の勉強仲間がいるなら、一緒に遊び感覚でやってもGoodです。

例)
僕は死にましぇーん! → Eu não vou morrer!

君の名は? → Como se chama/Qual é o seu nome?

・・最近の流行りがわからないので、このへんで。

2.2. ポルトガル語→日本語

こちらも同様。
通訳っぽく、時間を置かず口に出して訳してくださいね。
ポルトガル語がわからない日本人に通訳しているイメージでやれば、ひねり出してでも訳そうと考えます。

精度は二の次で、まずはスピードを意識して反復していきましょう。

3. 通訳練習を通じて得られる効果

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肝心の効果について。以下の点が期待できます。

(1)要約する力が身につく

・ダラダラ訳してられないので、簡潔に文章や言葉を要約する意識が働く。

・直訳じゃなく、意訳でポルトガル語を表現できるようになる。

(2)瞬時に言語の切り替えができるようになる

・通訳は瞬時に対応するものなので、慣れることでポルトガル語を発するスピード、理解するスピードが高まる。

(3)ボキャブラリーが豊富になる

・通訳練習をすると、うまく訳せないことが多々ある。その出来ない部分を潰していくことでボキャブラリーが増え、表現力がアップする。

これら3点の力を身に付けたい場合は、是非とも通訳練習を試してみてください。

4. 私の通訳経験

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最後に、僕の通訳経験を少しお話して終わりにします。

通訳をし始めたのは、開発コンサルタントとして働いた時のこと。
モザンビークの開発案件で、僕はポルトガル語が話せる元青年海外協力隊、というだけで業務に入れてもらいました。

当時の語学力は、日常会話レベルでした。
そのため、ビジネス業務で使われるポルトガル語をほとんど理解できず、通訳を引き受けても「え?なんて言ったんだ?」と思考停止になるお粗末さ。

断片的にしか理解できず、それを繋ぎ合わせて訳して支離滅裂なこと言ったり。

さすがにこれではクビになるのも近い。そう思った僕は、目標を設定することにしました。

よし、CAPLE(ポルトガル語検定)を取得しよう」と。

協力隊時代に初級を取得していたので、中級〜上級取得を目指して勉強開始。
合格には包括的な勉強が求められたので、自然と『読解』『リスニング』『作文』『スピーキング』を好き嫌いせず勉強する習慣が身につきました。

受験料が2万円ぐらいするので、もったいないオバケが出ないよう対策を入念にして試験に臨みました。

 

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(あ、またお化け出たっ!)

しかし、中級・上級を取得しても、僕の考えは

やっぱり通訳は自信ないな・・という所から変わることはありませんでした。

結局、通訳業務は極力避けるように過ごしてきました。
人から通訳業務を依頼されても「いや、自分にはできないです」と断ることも何度かありました。

今思うとそれは、実際に通訳のプロの仕事を見た影響が強かったんだと思います。

その人の通訳クオリティが頭に残り、完璧な訳じゃなきゃ恥ずかしい、という思い込みが生まれた。
それが僕に通訳への苦手意識を植え付けたんだろうと思います。

その考えがいかに無駄だったのか、悟るまで数年かかりました(このペースじゃ、解脱するまでに来来来世ぐらい必要だ・・)。

4.1. 恥が邪魔して経験する機会を失うのは、もったいない

はい、もったいないオバケはもう出しませんが、つまりそういうことです。

恥をかきたくないから行動しない
、これで得することはありません。
羞恥心の強い僕でも、さすがに歳を重ね経験を重ね、そのことに気づきました。

経験を積めば大なり小なり成長できるので、現状の語学力に自己嫌悪するぐらいだったら経験積みに行動したほうが得、そんなシンプルな考えでよかったんです。

ということで、その後は通訳を積極的に引き受けていきました。
副業先で日本人コンサルタントへの通訳をしたり、日本のTV会社から通訳業務を引き受けたり、通訳機会があれば無償でも(有償の方がモチベーション上がりますが)やりました。

結果、本記事の3章『通訳練習を通じて得られる効果』で紹介した3つの力を伸ばすことができ、「もっと通訳経験積んでいこー」と考えられるようになりました。

要するに何をお伝えしたかったのかというと、
どんなレベルの方でも、恥ずかしがらずに通訳練習してみてください。効果的にポルトガル語が伸びていきますよー

ということです。

こんな感じで、今回は締めさせていただきます。ではまた!

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