久しぶりの投稿です。書く習慣が無くなると途端に書かなくなるものですね。
小さな目標:頻度は少なくてもブログ更新は続ける(今後3ヶ月)
さて今回は、
『変な人と周囲に思われたほうが行動の幅が広がる』
という話です。
1. 真面目な人の損なところ
まず始めに、真面目な人は損することが多い。そこから話していきます。
真面目な人の最大のメリットは、信頼を得やすい、ということだと思います。
無遅刻無欠勤、依頼されたことは責任を持って最後まで成し遂げる。そういう人は多くの人にとって信頼される人材です。
ですが、真面目であるがゆえ、気づかない内に
行動・思考の幅を自他から制限される
恐れがあります。
どういうことか。
真面目な人って、言い換えると思考・行動パターンの少ない人だと思うんです。
朝起きたら欠かさず散歩に出かけて、出勤の際は毎回同じ時間の電車に乗る。会社内では社内ルールをよく守り、上司への報連相も徹底して行う。
こういう人が駄目だと言いたいわけではないのですが、真面目な姿勢で日々を過ごしていると、はみ出した考えを持ったり不規則な行動を起こすことが少なくなります。
例えば、真面目なA君がいきなり「始業時間は各々の裁量に任せてください」と上司に提案することは、まずあり得ないと思います。
真面目な人は、『枠から外れた考え方』より『枠にはまった考え方』に沿うのが得意ですし、他者からもそう思われています。
この、他者からそう思われている、というのがポイントで、真面目な人が変な発言をしたり行動を起こすことは、他者へ違和感を生じさせます。
例えば、真面目な父親がいきなり「明日会社を辞めて、バンド活動に残りの人生を費やす!」と言い始めたら、周囲は驚きますよね。引きこもっている子どもも、何が起きたのか知りたくて部屋から飛び出すかもしれません。
真面目な人の考え方や行動は一定なので、そこから外れた発言・行動には違和感が生じてしまうんです。
また、真面目な人も他人が自分をどう見ているのか理解しているので、「俺/私がいきなりこんなこと言うのは変だと思われる」と考え、思考や行動を制限することが知らず知らずあると思います。
実は僕もこうした負の循環に陥っていた人間の1人でした。
浅い関係の人から真面目と勘違いされることが多く、そうすると自分のとれる発言や行動が縛られる感覚を持ちます。
真面目と思われてもそれほど得しない、そう思います。
2. 変な人と思われたほうが、行動の幅が広がる
変な人、といっても頭のおかしい人という意味ではありません。
「Bさんは空気の読めない発言が時々ある」「Bの突拍子も無い行動には毎回驚かされる」
この程度の変人レベル。これだけでだいぶ行動の幅が広がると思います。
最近読んだ「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法」の著者は、自分が外国人であることを利用して通常言いにくいことをズバッと言うようです。
「日本語がよく理解できていないからかもしれませんが、先ほどの発言はつまり◯◯ということでしょうか?」といった風に切り出せば、相手も嫌な顔をせず、返答してくれます。
別に外人でなくて日本人同士でも、「Bさんは誰に対しても臆さないで発言する」ぐらいの印象を与えておけば、それが他人にとって『Bさんのしそうな行動』になるので、実行するハードルが下がります。
要するに、行動しやすい環境を作るにはちょっとした工夫が必要ということです。
変な人を演じるのは初め勇気のいることですが、思考や行動の幅が圧倒的に広がるので試す価値ありです。
間違っても本当の変人にはならないよう、それだけはご注意を。
3. 終わりに( 文中に取り上げた本の紹介)
世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法
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仕事や日常作業のスピードを上げたい人にオススメの本です。
アフリカタイムの染み込んでいる僕に対しても、参考になる情報が多々ありました。メールの非効率な点については、なるほどと考えさせられました。