お久しぶりです!
先日首都のマプトに行き、青年海外協力隊員に対して講演をしてきました。
元協力隊ということで、何か彼らに伝えられるものがあるかなと思い、真剣に発表内容を考えました。
最初は無難な内容を話すつもりでしたが、首都への出発2日前に妻へプレゼン内容を伝えたところ
「全く面白くないよ。」
そう言われ、全部書き直しました。・・うん、自分でも薄々つまらないと感じてました。
結果的に書き直して正解だった!
今回僕が伝えたのは、
□協力隊が終わった後に経験してきたこと
− 協力隊から開発コンサルタントへ進んだ経緯
− 開発コンサルタントから起業した経緯
− 起業した後の失敗談
などでした。
どれほど彼らに伝わったのかは正直わかりません。
僕が自信を持って投入した鉄板のギャグもヒットすることなく、果たして盛り上がったのだろうか?と、首都から帰ってきて振り返っています。
(羽賀研二=稀代の悪を知っている人、そんなにいないんですね・・)
普段、協力隊の方とは、僕のいる北部地域の人ぐらいしか会う機会がありません。
そういう点でも、今回協力隊全員が集まる場所で話す機会を持てたのは、新鮮な経験でした。
経験の少ないことへの対策
今回、久しぶりのプレゼンでした。
人前で一方的に話すという機会は、僕の現在の仕事ではほとんどありません。
なので、若干不安がありました。
プレゼン能力に関して、はっきり言って僕は経験も浅く、パワポ作成能力も人より劣ります。
ただ、趣味のギターのライブ経験などを通して、反復練習をしたり、モデルとなる人の真似をしたり、工夫をすればなんとかそこそこのクオリティまで持っていけるのではないか?そう考え、対策を練りました。
大きく分けて3点、意識して実践したことがあります。
プレゼン得意でない人の参考になれば嬉しいです。
1. コツをYoutubeで勉強
我流で行くセンスはないので、まずはYoutube上で参考になりそうなプレゼン動画をいくつか観ました。
[1] 効果的なプレゼンテーションとは
一番参考にしたのはこの動画。
退屈なプレゼンにならない方法が、シンプルに説明されています。
内容を削ぎ落とすこと、簡単なようで実践は難しかった・・・最初の資料だとプレゼンに1時間かかったので、削って30分で終わるように調整しました。
大絶賛された感動のプレゼンテーション「e-Education」 (ICC FUKUOKA 2017 カタパルト・グランプリ)
大絶賛、というタイトルに惹かれて観ました。
記憶に残りやすいシンプルなスライド内容で、伝えたいメッセージも明確。事前準備の重要さを教えてくれた名スピーチ。
2. 評判の良いテンプレートを使用する
プレゼン資料作成にも気を配りました。
シンプルな白黒での作成も悪くないけど、見やすいデザインのプレゼン資料を見たら、「お、ちゃんと準備してきたんだな。」と聴講者に思ってもらえるかなと。
一から練り上げる時間も能力も無いので、ネット上で評判の高いテンプレートを使用してみました。
大体いい感じになるKeynoteテンプレート「Azusa」作った - MEMOGRAPHIX
『大体いい感じになる』がコンセプトの本テンプレ。Keynoteを使っている人なら試す価値アリです。
適当な言葉を書いておくだけで、ちゃんとしたメッセージっぽく映るデザイン。
使い勝手よかった!
3. プレゼンの反復練習
最後に、一番重要なのが実践を想定した練習です。
練習なしに本番に臨むことは、一回も歌わずにライブを演るのと同様、無謀としか言えません。
実践を想定して練習してみることで、下記3点を磨けました。
・プレゼンにかかる時間の調整
・資料内容
・全体の流れの確認
練習では、できるだけ本番をイメージして話すことで効果を高められる。ここらへんはスポーツと一緒だろう。
マイクを持ちながらプレゼンすると想定し、練習ではマイクの代わりにヒゲ剃りを握っていました。
が、当日は、まさかのハンズフリータイプ。
右手が手持ち無沙汰になってしまった・・不自然な手の動きになってなかったか気になるところだ。
動きや話し方を確認したい場合は、スタンドミラーや動画撮影を利用することをオススメします。
反省点
個人的な反省点として、動画を使った練習をもっと増やせばよかった、と感じてます。
スタンドミラーだけだと、『聞こえやすい声・間で話しているか』『プレゼンの展開は自然か』などの確認が難しい。
効果的な練習を求めるなら、動画で自分のプレゼンを撮りながら改善していくのがベターでしょう。
時間管理
また、プレゼンでは、時間内に話すことも重要。
時間を測って練習しておけば、本番で「とっくに時間過ぎてるのに、まだ半分しか話せてない・・」なんて事態にならない。
本番では、話が脱線したり言葉に詰まったりするので、練習時より時間がかかる。
なので、練習では予定プレゼン時間より短めで収まるぐらいが丁度いい。
終わりに
以上が、今回の講演で僕がしてきた準備です。
人前で話すことは得意ではないけど、好きです。なのでこれからも講演する機会を作り、経験値を増やしていきます。
それでは、また!