お次は作文編です!
作文
作文では、
・定型文の習得
・出題頻度の高いテーマを練習
がポイントです
1. 定型文の習得
例えば導入文を書くとすると、
Exmo.Senhor Carlos やPrezado Amigo Carlosといった表現を使い、
文章を締める際は、Com os meus melhores cumprimentosやSubscrevo-me com os meus mais cordiais cumprimentosなどを使います。
このような定型文を勉強しておくことが、作文では必須です。
例えば、市役所へのクレームの文書を書きなさい、という問題が出題された場合。
宛名の書き方はどうするか、クレーム文に適切な切り出しの文章は何かを、予め勉強しておく必要があります。
定型文を身につけるためのオススメ参考書はこれです。
だいぶ古い本ですが、内容が充実しています。
例文中の単語・熟語がページ下部にまとめられているのがGood!です。
辞書で調べにくいフレーズがたくさん載っているので、「よく見るこのフレーズってこういう意味だったのか!」と目からウロコが落ちます。
他にも、下記の参考書があります。が、内容の充実度を考慮すると上記の本がオススメです。
また、ネット上にも重要フレーズを掲載しているサイトがあるので、それを参考にしてもいいかもしれません。
2. 出題頻度の高いテーマを練習
検定レベルによって書く文字数が異なりますが、基本的にはパート1と2で1テーマずつ作文を書きます。
パート1
ここでは、
『クレーム』『旅行などの提案』『アドバイス』『知人への手紙』
等のテーマに沿った文章作成が求められます。
このパートでは、他人へ向けた文章を作成します。
友人、職場の同僚、行政など、送り先に応じた文章を作成する必要があります。
当たり前ですが、友人に対するものと行政に対するものでは、使用単語や文章構成が異なります。ご注意を。
例えばフォーマル文書だと
dignar-se +不定詞 : お〜くださる
tenho a honra de +不定詞:お〜申し上げます
といった丁寧語の使用も求められるので、難易度が上がります。フォーマル文書を求められるのは中級検定からだった気がします。
丁寧語のようなものは、1つでもいいので自分の使えるフレーズを憶えておきましょう。
また、パート1では『あなたは〇〇市に住んでいて、近隣レストランの騒音に悩んでいます。』などと、設定されたシチュエーションに基づいた作文を行います。
この『設定上の立場』をよく理解し、それに沿った文章を作ることが重要です。設問をうまく読解できないと、趣旨のズレた文章が出来上がってしまいます。
・・・僕は中級試験で大失敗しました(キーワード単語の意味がわからず)。
パート2
パート2では、複数のテーマから1つ選んで文章を作成する出題形式が多いです。
「車社会についてどう思うか?」
「印象に強く残った本・映画は何か?」
といったテーマに対して、自分の意見を述べる必要があります。
パート2での文章構成は、
・主張 → 理由と具体例(2〜3点)→ 結論
のオーソドックスな構成で大丈夫です。
構成の型が決まったら、後はテーマを変えて練習するのみです。
検定センターHPの模擬問題が終わったら、今後は自分でテーマを設定して意見文を書いてみましょう。
Exemplos Exames - Centro de Avaliação de Português Língua Estrangeira
大事なのは書き慣れることで、書いていく内に『ここの表現がいつも単調だから、このフレーズを今度から使ってみよう』とか『この分野の語彙力が弱いから鍛えておこう』など、課題が見えてきます。
それらの課題を改善していくことで、文章作成能力は少しずつパワーアップしていきますよ。
また、文章全体の質を高めるためには、ネイティブに添削してもらうのが一番です。
語学学校に通っていれば、教師に自分の作成した文を見てもらいましょう。
そうした状況にない場合は、下記のような相互添削サイトでネイティブに見てもらう手があります。
-
HiNative | A question and answer community for language learners. | HiNative
lang-8.com
-
「HelloTalkハロートーク - 英語韓国語勉強&言語交換」をApp Storeで
apps.apple.com
個人的には、Lang-8の方が長文を投稿するのに適しています。
Hello Talkは、どちらかというと友人を作ったり、短文を修正し合うイメージです。
終わりに
作文編、いかがでしたか?
これで全パートの対策記事を一通り書き終わりました。
今度は、各レベルごとの実践的な対策を書けたらいいなぁ。