(フィジーの砂丘)
先日、こちらで仕事をしている日本人の方達と夕食をご一緒しました。
その際、ある人から
「今後の人生どうなるか、ほんと心配。夢に出てくるぐらい気にしてる。」
という話を伺った。
その人は僕と違い収入も安定していて、金銭面で不自由している状態ではない。
でも、将来に対して心配しているという。なぜか。
勝手な憶測で申し訳ないが、僕はそれを「自意識過剰」と判断した。
自意識過剰であるからこそ、自分が一定の場所より下に落ちることを怖がる。
「俺は/私は、こうでなければダメなんだ」という偏見を、自身の中で持ってしまう。
この考えだと、どこまでいっても不安のつきまとう人生になる。
不安は状況だけで発生するわけではない。
A君にとって夜も眠れない状況であっても、Bさんにとってはワクワクする状況の場合だってある。
その人の捉え方次第で、物事はポジティブにもネガティブにも感じられる。
僕は、冒頭で紹介したその不安がっている人から、
事業大丈夫?これからどうするの?と聞かれた際、
「僕の事業に関しては、今年が勝負だと思ってます。でも、今年ダメでも、続けちゃうかもしれません。」
と返答したところ、笑われた。
「お前の気楽さに触れて、少し不安が無くなった気がするわ。ありがとな。」
スッキリした顔で、嬉しそうに言われた。
いえ、こちらこそありがとうございます、と言いたい。
なぜならその日、夕食代を払ってもらったから。
まずい、相当貧乏だと思われてるぞ・・。
まあでも、ここで下手なプライドを見せる必要はない。そう判断した僕は、
「それでは、お言葉に甘えて今回はご馳走になります!」
と、慣れない体育会系のテンションで感謝の気持ちを表した。
おしまい。
ちなみに、不安を減らす方法として、
紙に自分の考えを書き出す方法があります。
気持ちの折れそうになった優秀な方は、これを読んで元気出してください。
ではまた。