こんにちは、やんびーです。
3月22日、モザンビークで初のコロナウイルス感染者が確認されました。
感染者は75歳のモザンビーク人。
イギリスから帰ってきた後に発症したとのこと。感染者が今どの州にいるのかは、公にされていません。
遅かれ早かれ感染者が出ることはわかっていましたが、これでモザンビーク国内の緊張感がより一層高まることと思います。
モザンビーク政府のコロナウイルス水際対策
3月23日から30日間、次の施策が実行されます。
1. 入国者全員14日間の自主隔離措置
2. 全スクールの一時閉鎖(幼稚園〜大学全部)
3. ビザの発行停止(発行済みのビザも取り消し)
4. 50人以上の集会の禁止
5. 商業施設、公的・私的機関に予防策を講じることを義務付け
これら施策は、コロナ感染者の出る前に発表されたものです。
内容の厳しさから、いかに水際対策に神経を尖らせているか感じ取れます。
モザンビーク行き航空便の就航停止
3/31までにモザンビーク行きの航空便がほぼ就航停止します。
停止を表明しているのは下記4社。現状と踏まえて箇条書きすると
・カタール航空:停止中
・南ア航空:便数削減中
・アンゴラ航空:停止中
・ポルトガル航空:3/23から就航停止
という状況です。
国内便も大幅に便数が減っているようで、これから出国するのは非常に困難です。
首都→南アフリカ(ヨハネスブルグ)の就航便の相次ぐキャンセルにより、中には陸路で国境を渡り南アフリカ→日本を目指す人もいます。
協力隊は全隊員の日本一時帰国が決定し、次々と日本へ帰国していますが航空便確保が大変と聞いています。www3.nhk.or.jp
今後の展開
コロナ感染者が出た以上、今より厳しい対策(外出禁止令など)が発表されるのも時間の問題かもしれません。
アフリカでは現在30ヶ国以上で感染が確認され、アフリカ全土の感染者数は千人を超えました。
アジアやヨーロッパでの教訓を活かした水際対策や感染予防策が講じられていますが、医療体制の整っていないアフリカでは他の大陸と異なる問題に直面しそうです。
今回は以上です。