ギター飛行機運搬シリーズ、最終章です。
長い道のりだった。
他の音楽系サイトにも、記事が転載されました!
1. ドーハ→マプト
成田→ドーハ間と同じカタール航空だったので、
「たぶん似たような対応してくれるだろう」
と楽観的に考えていました。
飛行機に乗った際のやり取り
自分:ギターを預けるスペースありますか?
乗務員A:お客様の席付近にいる、担当乗務員にお尋ねください。
〜席付近へ移動〜
自分:ギターはどこに置けばいいですか?
乗務員B:荷物棚にお入れください
・・普通に荷物棚に入れることができました。
他の乗客の荷物スペースを占有するのは申し訳ない、と思いましたが、
乗客数が少なかったため、荷物棚にかなり余裕がありました。
ドーハ→マプト間は、乗客が少ないので快適です。
僕の席は、隣2席に誰もいない状態でした。
おぉ、これは横になって寝れるぞー!と興奮。
中国人がどこからともなく現れ、隣の隣の席に座るまでは。
おそらく彼の正規の席は、隣に誰かが座っていたんだろう。
空いてる所に移動するのは違反ではないので、その行為自体は否定しない。
でも、ごちゃごちゃ動いてて居心地良くなかった、です。
阿部寛主演の映画を観て、耐えた。
2. マプト→ナンプラ
ドーハ→マプト間も無事通過し、モザンビーク入国。
モザンビークは僕にとってホーム。
日本のようにルールがしっかり定まってるわけではないので、
交渉すればなんとかなる、それがモザンビークだ。
首都マプト到着同日に、滞在地のナンプラ州までの航空便を予約していた。
マプト到着してすぐに国内便のチェックインカウンターへ行き、
チェックイン手続き。
チェックインカウンター
自分:このギター、手荷物でいいですか?
職員A:ダメ。それハードケースだから、預けなきゃダメ。
自分:え・・今まで国際便で来たけど、手荷物OKだったよ。なんとかお願い!
職員A:う~ん、じゃああっちにいる上司に聞いてみて。
上司(と思いきや、上司不在だったので他の職員)とのやり取り
自分:すみません、さっき職員に尋ねたんですが、このギターなんとか手荷物で運べないですかね?
職員B:とりあえず搭乗まで持っていっていいよ。搭乗員と交渉してみて。
このような展開となりました。
ここまで来たら、何がなんでも手荷物で押し通す。長旅でベタベタな身体と共に、
戦闘態勢に入った。
と意気込んでいたが、手荷物検査前に、預け荷物のスーツケースのことで呼ばれた。
手荷物検査でも職員に絡まれましたが、無問題。
ホームのモザンビークで負けることは、許されない。
搭乗後
国内便は機体が小さいので、荷物棚も小さい。
入るか不安でしたが、ビジネスクラスの棚に空きがあったので、
乗務員にお願いして収納してもらいました。
・・・国内便もすんなり通過できた!
写真は、僕が青年海外協力隊時代に住んでいた州の空港です。
本記事には何ら関係ありません。
3. ギター運搬結果
国内便も手荷物で通過し、滞在地のナンプラ州へ到着。
自宅へ着いてから、ギターの状態確認。
成田を出発してから、怖くて一度も確認できませんでした。
壊れてたら道中、テンションガタ落ちになるので、自宅まで中を見ないと決めてました。
さぁ、30時間ぶりの対面。
あ・・・無事だ!!YAMAHAのギターは無事でした!
よくぞ日本からモザンビークまで来てくれた、ありがとう。
そんな感謝の気持ちを抱いて、その日は現地の自宅で就寝。
4. 総論 〜今後楽器を飛行機で運搬する方へ〜
今回の経験を踏まえて、今後楽器の運搬を考えている人へ、
以下のアドバイスを送ります。
・航空会社の規定を事前チェック
・預け荷物になった場合に備え、楽器をハードケース+緩衝材で厳重に包む
・楽器用の席を確保できるぐらいの財力を持つ
・小さめの楽器にする
一番安全に楽器を運搬する方法は、
ビジネスクラスまたは楽器用のエコノミー席を確保
することでしょう、おそらく。
今回の僕の運搬成功は、運の要素もありました。
高額な楽器を運びたい時は、僕のような運否天賦な方法は避けてください。
それではまた!