こんにちは、やんびーです♪
先日、モザンビークで青年海外協力隊として活動していた男性(以下、Yさん)から
「ポルトガル語検定、中級合格しました!」
と報告がありました。
Yさんとは居住地が近かったこともあり、時々ポルトガル語検定の相談に乗っていました。
モザンビークでは年に3回検定を実施しており、彼は日本帰国前、中級に挑戦していました。
ポルトガル語検定の中級合格は難しく、僕の知る限りモザンビーク協力隊で任期期間中に合格した人はYさんが初めてです。
初級は比較的簡単に取得できますが、初級→中級の壁が高く、みんなそこで苦戦します。
そこで今回は、彼を見てきた僕から『中級合格の秘訣』をお伝えします。
ちなみに、ここでいうポルトガル語検定はポルトガルのポルトガル語検定(CAPLE)であり、ブラジルの検定ではありません。
□目次
1. 受験回数を重ねる大切さ
Yさんは、モザンビーク滞在中の2年間で3回検定を受験しました。初級(合格)→中級(不合格)→中級(合格)、という流れで。
試験慣れ、これはポルトガル語検定ではものすご〜く重要です。
これに尽きるといってもいいくらい。
なぜかというと、ポルトガル語検定は
とにかく対策教材が無い!!
過去問の入手も一苦労ですし、日本語版の検定本は存在しません。
ポルトガル語表記の検定対策本はありますが、レベルは中級まで。それも内容が検定試験に沿っているとは言えない代物です。
多くの日本人受験者は、試験内容がどういうものか知らないまま試験へ臨みます。
それでも初級は通用するのですが、徹底した対策の必要な中級には通用しません。
まず、試験回数を増やしてポルトガル語検定に慣れる。
これが一番大事です。
2. 検定に特化した対策を
試験慣れの重要性の次に来るのが、検定に特化した対策です。
これは日々の試験勉強で、かならず意識してほしいことです。
中級合格者のYさんが試験前に私へ相談しに来た際、私からのアドバイスは
過去問や模擬問題をひたすらやる
ことの1点でした。
彼はポルトガル語表記の対策本で勉強していたのですが、中身を見ると試験の点数アップへ直接繋がる内容ではありませんでした。
ポルトガル語全体の勉強としてはいいですが、試験合格を目指すのであれば効率を考え、過去問や模擬問題をやりましょう。
最初にお伝えしたように、ポルトガル語検定は試験慣れが一番大事です。
試験を知り、自分のレベルを知り、そこから対策を練っていきます。
過去問や模擬問題はやればやるほどいいので、自分の受けるレベルの上と下のレベルも解いてみてください。
中級を受けるなら、初級と上級も解くということです。
3. 合否を分けた差 〜別の中級受験者との比較〜
以前、中級受験を指導した別の協力隊の方がいました。
家庭教師として全力で中級対策を行いましたが、その人は残念ながら不合格でした。
合格したYさんとの違いはなにか?
考えたところ、2つ思い当たる節があります。
(1)中級試験の受験慣れ
この差が大きかったと思います。
別の協力隊受験生は、初級→中級の2回の受験経験。中級を1回しか受験できていません。
一発合格を目指して過去問や模擬問題でたっぷり対策しましたが、実践こそ最大の練習でした。
ちなみに僕も中級試験は一度落ちています。
初級→中級のレベル差は大きく、体感として中級→上級よりレベル差があります。
中級合格を目指す場合、2回目で合格するぐらいの気持ちで受験計画を練るのがオススメです。
(2)長期間の継続勉強
もう1つの差として、Yさんは1度目の中級受験を不合格になった後、半年間じっくりポルトガル語の勉強を行った点です。
Yさんは勤勉で、毎日1−2時間ポルトガル語の勉強をすることが日課だったようです。
この日々の努力が、Yさんのポルトガル語を全体的に底上げし、中級合格をもたらしたんだと思います。
終わりに
検定に関連した記事を下記に掲載しておきます。
関心のある方は是非とも目を通してみてくださいね。
日本語で一番詳しくポルトガル語検定情報が解説されているのが、当ブログです(たぶん)。
□記事中紹介したポルトガル語検定対策本はこちら
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