俳優の神木隆之介さん、将棋アマ初段と認定されました。
神木隆之介、将棋の腕前は「アマ初段」 日本将棋連盟から免状を授与
『3月のライオン』というマンガの実写化が、来年されるようですね。
個人的には、今年11月ロードショーする、『聖の青春』が観たくて仕方ありません。
が、次回の僕の日本帰国は、来月10月。・・・無念だ。
原作本と映画の予告しかみていない僕ですが、この映画、全力でオススメします。
原作本の『聖の青春』、これはノンフィクションです。
村山聖さんの壮絶な人生については、次回投稿でご紹介するとして、
今回は、将棋界を盛り上げるためには、外国人のプロ棋士誕生が必要だ
という僕の持論を、展開していきます。
はじめに
初めに、基本的なことを確認していきます。
将棋人口はどれぐらいでしょうか?
レジャー白書によると、15歳以上の将棋参加人口は、2014年で850万人ほど。
僕の熱中していた1996年の時には、1200万いた将棋人口が、30%も減っています。
一体なぜ、将棋人口は減っているのでしょうか?
理由として考えられるのは、
- 娯楽の多様化→将棋・囲碁以外にも楽しめる娯楽が増えてきた
- 将棋にかつての盛り上がりがない
の2つです。
1. 娯楽の多様化
娯楽が多様化してきたことは、間違いありません。
ソーシャルゲームはスキマ時間に一人でできますし、レンタルフレンドを使えば話し相手にも事欠きません。
つまり、将棋を指さなくても、楽しいことはいくらでもあるんです、現代には。
2. 将棋にかつての盛り上がりがない
そう感じています。
1996年、将棋界は異常な熱気に包まれました。
そう、羽生善治棋士の7冠達成があったのが、この年です。
あの時は、一般人も将棋へ大変注目していました。
僕の小学校でも、当時将棋ブームが起き、教室にはいくつかの将棋盤が常備されていました。
将棋がそこそこ強かった僕は、そのブームのお陰で少しだけ人気者になれた・・気がします。
当時と比べると、残念ながら今は、将棋への注目度が低いです。
史上最年少棋士が誕生したり、アマチュアからのプロ編入制度が設けられたり、面白い出来事はいくつかあります。
でもそれは、将棋を知らない人にとっては、何ら興味の沸かない情報にすぎません。
ニコニコ動画などで将棋を放送したりと、将棋界も外への発信を意識していることは評価できます。
が、このままでは、かつてのような将棋ブームは、二度ど来ることはないでしょう。
将棋人口を増やすには?
将棋人口を増やすためには、どうしたらいいでしょうか?
僕は、海外普及が、今後必要だと考えます。
世界での将棋普及
将棋人口が1,000万弱であるのに対し、チェスは約7億人。
この差は、普及度によるものです。
もし仮に、将棋が世界中に広まれば、世界人口の1%を取り込めただけでも、将棋人口が7,000万増えます。
どのように海外普及を進めるか?
海外普及を進めるための効果的な方法は、
外国人プロ棋士を誕生させ、サクセスストーリーを作ること、です。
モンゴル人が相撲の力士を目指し、続々とやってくるのはなぜでしょうか?
それは、力士になれば、高い賃金を得ることができるからです。
給料をもらえる最低ランク、十両ですら、年収1,000万いきます。
これは、一説によると、モンゴル大統領の年収とほとんど変わらない金額のようです。
日本で稼いで自国へ戻れば、大富豪です。
実際に大富豪となった朝青龍などが自国へ帰れば、「ようし俺も」と考える若者が出てくるのは容易に想像できます。
これと似たような現象を、将棋でも起こせないでしょうか?
日本人同士でいくら競い合っても、世界では評価されません。
将棋が世界中に広まって、その中でも日本人棋士が最も強い、そこでようやくみんな評価するわけです。
将棋ブームは、世界レベルで
外国人が将棋を覚えるのは、大変です。
日本人ですら、駒の動きを覚えるのに時間がかかります。
でも、情熱さえあれば、決して不可能ではありません。
現在、女流プロ棋士を目指している、ポーランド出身のカロリーナさんは、
外国にいながら将棋を覚え、オンライン道場での強さが評価され、日本へ招待されました。
(将棋を知ったきっかけが、マンガ「NARUTO」らしいですよ。シカマルが将棋普及に貢献。)
ただ、カロリーナさんの例は珍しいケースなので、世界的な将棋ブームを引き起こすには、他の方法を考える必要があります。
外国人プロ棋士が誕生しやすい環境づくり。それは、
高額賞金つきの世界大会開催、です。
億規模の賞金が見込める場合、人生を費やしていいと思える人間が必ず出てきます。
世界にいる、天才的な思考の持ち主が将棋界に飛び込んでくれば、全く新しい将棋が誕生する可能性もあります。
ラスベガスのカジノで、MITの学生がボロ稼ぎする出来事、ありましたよね。
カジノを荒らした5人の有名なプレイヤー
世界の優秀の人間が、本気で将棋を研究し始めたらどうなるか、興味ありませんか?
その引き金が、高額賞金つきの世界大会です。
これが実現すれば、爆発的な将棋ブームがやってくる、そう私は考えています。
「20○○年、将棋世界大会の開催!賞金総額○○億円!」
観てる側も、震えるほど面白い将棋の世界大会。
日本の伝統ボードゲームを世界へ発信する、いい機会だと思います。
おわりに
いかがでしたか?
将棋を盛り上げるために、思ったことを書いていきました。
皆さんからのご意見も戴ければ、嬉しいです。
今回は以上です。