Opinion 書評

『天才はあきらめた』著/山里亮太 を読んで得られたこと

こんにちは!モザンビークからやんびーがお届けします♪

先週末、本を読みました。  

 

南海キャンディーズの山里亮太さんの著書。
天才的なツッコミセンスを持つ山里さんがこのタイトル、見事に乗せられKindle本を購入。

内容は自伝に近く、芸人になってからどうやって売れていったか、売れた後の挫折や相方への嫉妬などが読みやすく書かれていた。

読後の感想を書いていきます。

1. モチベーションの保ち方は自分で設定する

まず驚いたのが、山里さんのモチベーションの保ち方
同期が売れたり、事務所の人に「お前はすぐ飽きられる」と言われたことをパワーに変えて努力し続けてきたようだ。

その源泉がドロドロの負の気持ちから来ているところが面白い。
『売れたら絶対に○○へ仕返ししてやる』
こんなモチベーションの保ち方で山里さんは芸人世界を生き抜き、今の地位を築いた。

そうか、モチベーションの保ち方は人それぞれなんだ。
自分に無理して『高尚なモチベーション』を課しても長続きしない

どこから力が湧いてくるか、本音の部分を自分から引き出しておいたほうがいい。
全く使われていないカラッカラの井戸から水を汲んでこようとしても、無駄だ。

2. 上手くいくまでやり続ける

山里さんの下積み時代をみると、全く順風満帆といえない。
狂気のストイックさ(と無茶ぶり)で相方はしずちゃんの前に2回変わったり、
事務所の職員に嫌われ一向に評価されない時期もあった。

そんな状況でも、自分の勝てるポイントを探し、トライ
客の反応が良かった部分をノートに書き込み、微調整を繰り返して漫才ネタの精度を高めていく。

同じネタを10回以上修正し、最終的に接続詞の1つ1つまで気を配るようになった。

2004年にM-1で準優勝したのは、それまでの試行錯誤の賜物といえる。

3. 自分を飾らず語る山里さんの魅力が、この本に詰まってる

普通の人であれば綺麗なサクセスストーリーを語ると思うが、山里さんはそうしなかった。
ドロドロした負の感情で自分を奮い立たせていたこと、相方にすら嫉妬してしまった自分がいたことを、文字通り赤裸々に書いている。

成功本などを読むと、時々息苦しさを感じることがある。
立派な思想を浴び、いざそれを自分に押し付けようとしてもハマらなく、気持ちが長続きしない。
そういう時はないだろうか?

やる気を出すスイッチは人によって違う
自分のやる気スイッチが変な所にあっても、それを利用してエネルギーに変えることで大きな力を生み出せる。恥じるな、利用しろ。

そんなことを、この山里亮太さんの本は教えてくれた。

学びの得られる本だと思うので、気になった方は一読してみてくださいね。

 

今回は以上です。また!

 

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